先週日曜日(4月8日)は
イースター(復活祭)。
十字架にかけられてなくなったイエス・キリストが、3日目に復活したことを記念する日。
キリスト教では、一年でもっとも重要なお祝い日です。
イースターは、「春分(3月21日)の後の最初の満月の次の日曜日」と定められている
ため、毎年日付けが変わります。(3月22日から4月25日までの間で)
どの日を祝日とするかは国によって若干異なりますが、フランスの正式な祝日は
復活祭当日(Pâques)と翌日の月曜日(Lundi de Pâques)。
アルザス地方は、これに加えて聖金曜日(Vendredi Saint)も祝日としているため、
今年は4月6~9日が4連休でした。
フランス語で復活祭のことは
“Pâques”(パック)。
スペイン語の“Pascua”(パスクア)、イタリア語の“Pasqua”(パスクア)など、すべて
ギリシア語のΠάσχα(パスカ)、ラテン語のPascha(パスカ)が語源。
元をたどれば、ユダヤ教の「過越しの祭り」に由来します。
ちなみに、日本で一般的なイースターという言葉は英語(Easter)。
ドイツ語の“Ostern”(オースタン)とともに、ゲルマン神話の光と春の女神の名前
(Eostre:エオストレ)に由来しているそう。
四旬節の斎戒期に禁じられていた肉類、乳製品、卵の飲食が、復活祭の日に
久しぶりに解禁になるため、復活祭の正餐の食卓にはこうした動物性の食品が
数多く並びます。
特に、神の子羊(キリストのこと)から、“子羊”が好んで食べられるようです。
また、卵、バター、クリームなどをふんだんに使った復活祭独特の菓子パンや
ケーキも、この時期の風物詩。
少し前から、パン屋さんにもケーキ屋さんにも、↑こんな子羊型のパウンドケーキが
たくさん並んでいました。
私たちも、プロヴァンスのレストランでしっかりPâquesメニューの子羊(agneau)を
いただいてきました!
また詳細は近いうちに・・・