2015年 01月 09日
フランス人の誇り |
パリを中心に起きていたテロ事件、本日夕方ひとまず終結しました。
事件に関しては、日本でも大きく報道されていたようなので詳細は記載しませんが、テロリスト3名は殺害されました。
大変残念なことに、人質になっていた方にも犠牲者が出てしまった模様。
離れた2か所の立てこもり事件が連動していたこと、人質の中に子供も含まれていたことを鑑みると、治安当局が日没前に現場に突入したのは苦渋の選択であったのだろうと理解します。
ただ、当事件の関係者が逃亡中との情報もあり、まだしばらく安心はできない状況のよう。
前回の記事にも書いた 「JE SUIS CHARLIE」 というスローガン、世界中に急速に広がっているようです。
Je suis Charlie は、英語で I am Charlie.
「私はシャルリー」という意味。
実は初めてこの標語を見た時、「どうして 『私はシャルリー』 ?」 と少々違和感がありました。
例えば、I love Charlie. のほうがしっくりくるのかな?と思って。
でも、ここ数日間 事件の進捗や周りのフランス人の対応をつぶさに見るにつれ、はっきりわかってきました。
フランス人にとって、「liberté (自由)」 は何ものにも代えられない精神の誇りなんだということが。。。
フランス国民は、1789年のフランス革命で「liberté (自由)」を勝ち取りました。
200年以上経つ現在でも、日常的に 「我々は革命によって自由を勝ち取った」 と口にするほど。
それだけに、「表現の自由」、「言論の自由」に対する意識も非常に高い。
よく“フランス人は個人主義だ”などと言われますが、それは自分勝手なのではなく、「自分は自由、他人も自由」という考えが精神の根底に浸透しているからだと思うのです。
だからフランスでは、個人が自分の思いをはっきり表現するし、少々過激なジャーナリズムさえも尊重されます。
今回の事件でジャーナリストがテロの対象になったということは、恐らくフランス国民にとっては「自分たちの自由が侵害された」のと同義なのではないでしょうか。
だからこそ、「私はシャルリー」。
テロが発生した日から、どのテレビ局も、ニュース番組以外は画面の一部に 「JE SUIS CHARLIE」 の標語を常に掲示しています。
(写真はフランス国営放送)
今晩通りかかった凱旋門には、
「PARIS EST CHARLIE」
(パリはシャルリー)
「liberté (自由)の追求」は、フランス国民全体に徹底して浸透しています。
今週の日曜日には大々的なデモが行われますが、これにはオランド大統領も参加すると言われています。
そのスローガンも 「Je suis Charlie」。
フランス中が、自分たちの誇りにかけてテロと戦っているようです。
事件に関しては、日本でも大きく報道されていたようなので詳細は記載しませんが、テロリスト3名は殺害されました。
大変残念なことに、人質になっていた方にも犠牲者が出てしまった模様。
離れた2か所の立てこもり事件が連動していたこと、人質の中に子供も含まれていたことを鑑みると、治安当局が日没前に現場に突入したのは苦渋の選択であったのだろうと理解します。
ただ、当事件の関係者が逃亡中との情報もあり、まだしばらく安心はできない状況のよう。
前回の記事にも書いた 「JE SUIS CHARLIE」 というスローガン、世界中に急速に広がっているようです。
Je suis Charlie は、英語で I am Charlie.
「私はシャルリー」という意味。
実は初めてこの標語を見た時、「どうして 『私はシャルリー』 ?」 と少々違和感がありました。
例えば、I love Charlie. のほうがしっくりくるのかな?と思って。
でも、ここ数日間 事件の進捗や周りのフランス人の対応をつぶさに見るにつれ、はっきりわかってきました。
フランス人にとって、「liberté (自由)」 は何ものにも代えられない精神の誇りなんだということが。。。
フランス国民は、1789年のフランス革命で「liberté (自由)」を勝ち取りました。
200年以上経つ現在でも、日常的に 「我々は革命によって自由を勝ち取った」 と口にするほど。
それだけに、「表現の自由」、「言論の自由」に対する意識も非常に高い。
よく“フランス人は個人主義だ”などと言われますが、それは自分勝手なのではなく、「自分は自由、他人も自由」という考えが精神の根底に浸透しているからだと思うのです。
だからフランスでは、個人が自分の思いをはっきり表現するし、少々過激なジャーナリズムさえも尊重されます。
今回の事件でジャーナリストがテロの対象になったということは、恐らくフランス国民にとっては「自分たちの自由が侵害された」のと同義なのではないでしょうか。
だからこそ、「私はシャルリー」。
テロが発生した日から、どのテレビ局も、ニュース番組以外は画面の一部に 「JE SUIS CHARLIE」 の標語を常に掲示しています。
(写真はフランス国営放送)
今晩通りかかった凱旋門には、
「PARIS EST CHARLIE」
(パリはシャルリー)
「liberté (自由)の追求」は、フランス国民全体に徹底して浸透しています。
今週の日曜日には大々的なデモが行われますが、これにはオランド大統領も参加すると言われています。
そのスローガンも 「Je suis Charlie」。
フランス中が、自分たちの誇りにかけてテロと戦っているようです。
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by cardamome
| 2015-01-09 23:45
| その他